夜道は歩いてはいけないのか
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人は生まれた時は性善であるが生きていくに従って悪人になっていくというのを読んだ。当たり前だ。動物として知恵をつけ、生きていかねばならない。知恵の中には悪知恵もある。そして、犯罪と呼ばれるものもある。
そんな人間が人を襲ったりする。今日のニュースでも女性が夜道を帰宅途中に歩いていたら後ろからいきなり殴られたというものを見た。
その道を日中撮影した映像を流しながら伝えていたのだが、その道は真っ直ぐで電灯はあるが明らかに夜は人がいなさそうで危ないなぁと思った。そして思った「夜にこんな道に歩くからだ」と。しかし、同時に「ひどい人間がいるものだ」とも思った。
どっちが先かといえば「夜道を歩くからだ」という方が先だった。この視点は私が人を信用していないからだろう。人を見たら盗人だと思え。それぐらい考える時もある。特に夜、人気がないところでは、不安、危険を感じる。では、夜道は歩いてはいけないのか。
否、そんなことはない。どこにも悪いこととは書かれていない。そう言う人はいる。それは自分の身を守るためだと。
確か、南アフリカの治安が悪いところで赤信号で停車していたら、強盗に襲われたという話を聞いた。そしてこう続いた「南アフリカでは赤信号では止まってはいけない」「止まったら襲われるから」「止まった方が悪い」と。なんだか、ひどい話だと思ったが、そういう国なのだろう。それなら私も止まらない。これで「信号無視」という悪人の出来上がりか。
では、夜道を歩くということはどうなのか。「日本において」は夜道を歩いても常識としていいのではないか、いやダメだと言うギリギリのラインにいるのではないか。治安の悪いところでは夜道を歩いてはいけないと言われたら納得するが、日本では納得できないという主張もある。それは人は犯罪を犯すべきではないという「幻想」に基づいていると思う。
先にも述べたが私は人を信用していない。これまで生きてきてそう思ったからだ。そうこれまで生きてきたから。人は変わる。
人はいい人から悪い人に変わる。悪い人に変わっても法に触れる人になるか触れない人になるかの違いだ。どうしても法に触れるほど悪い人になる人も一定数いる。恐らく「脳に異常」があるのではないかとさえ思う位、犯罪を繰り返す人もいる。
圧倒的に少数と思いたいが悪人はいる。悪人から我が身を守るにためには二つ方法がある。
一つは防犯。簡単に言えば警官を増やし方々歩かせる。至る所に警官がいれば犯罪は減ると思うが、予算はどうする?人材は?
もう一つは自己防衛。つまり夜道を歩かない。これなら絶対に夜犯罪に遭うことはない。24時間オープンのコンビニに行けないとか、仕事で遅くなったら自宅前までタクシーにするなど、暮らしにくさと引き換えに犯罪に遭うことは圧倒的に減る。現状、自己防衛する方が被害者になる可能性は減る。
法を厳しくせよと言う論調もあるが、無法者を絶対に無くすことはできない。それは死刑制度が端的にあわらしているし、飲酒運転の厳罰化が行われても飲酒運転は減ることはあっても無くならないことが証明している。
人は悪人だ。
これを前提に生きれば襲われることは減る。減るだけで自宅にいても侵入されることもあるので絶対ではない。
嫌な世の中だね。
それでも生きるけれど。
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夜道を歩いていたら襲われてこのブレスレットを奪われる世の中なのか。
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